毎日努力しているのは貴方の為でもあるのよ

最近レトロコスメに興味津々です。

二十代前半までは高い基礎化粧品ほどいいと思っていましたが、雑誌の特集を目に止めて近所のドラッグストアで買ってみてから五十年以上のロングセラーを誇る化粧水やクリーム、乳液などのコスメの良さが感じられるようになりました。
パッケージも可愛らしくも個性的なものが多く、カサつきがちな肌もしっとりしてきた気がします。
ほとんどがプチプラで家計を管理する主婦の顔にも嬉しいところです。

主人には寝室でこれらを使っている私に「毎日そんなに顔に塗りたくってよくやるな」なんて憎まれ口を叩かれたこともありますが、江戸時代の奥さんは寝る前には軽く白粉を塗り、朝はご亭主が起きる前に起きて薄化粧を済ませて生涯すっぴんを伴侶に見せなかったという話は有名です。

また中世ヨーロッパでも上流階級の淑女の方々は色白に見せる為に有毒な鉛が入った白粉をバスタブの中で全身に塗ったりしていたそうです。
この情景をモチーフにした絵画も多数残っています。
現代の知識と照らし合わせると非常に危険な化粧ですが日々女性たちがバスタブの中で身体を美の為に磨いていた事実を思うと親近感を覚えます。

古今東西こういった女性の日々の努力が男性に理解された試しはないのでしょう。